マラソンのペースメーカーについて解説!必要性や報酬は?

設楽 悠太(したら ゆうた)選手が16年ぶりの日本新記録を達成して1億円をゲットしたことで話題になった「東京マラソン2018」。

レースの映像を見ると、ランナーたちに混じって番号ではなく「PACE」と書いてあるゼッケンをつけているランナーがいましたが、いったい何者なのでしょうか?

「PACE」ゼッケンのランナーの正体は?その必要性は?

画像で設楽選手の横で「PACE」のゼッケンをつけているランナーは、「ペースメーカー」と呼ばれています。

ペースメーカーとは、均等なペースでレースを引っ張るためのランナーです。

つまり、「マラソンのペースをつくる人」という意味です。

ペースメーカーがいることによって、レース序盤でライバル選手を意識しすぎてペースを乱すことがなくなるため、最先頭のランナーの負担が減ることによって記録が期待できると言われています。

また、もう一つの目的に、選手の空気抵抗の風よけになる、というのがあります。

マラソンのペースメーカーは、空気抵抗を7割から9割も軽減できるとのことです。

スピードスケートのパシュートでも、他の選手を空気抵抗の風よけにして最大のパフォーマンスをしていましたので、風よけになる存在というのは大事な役割なのですね。

ペースメーカーについて

ペースメーカーのペースは誰が決めるの?

ペースメーカーは、優勝争いをするランナーたちの高記録のために正確なペースを刻むという役割を担っています。

このペースは、選手が決めるのではなく、事前に大会委員会が設定します。

そして、ペースメーカーに「この区間はこのペースで走るように」との指示があります。

ペースメーカーたちは、指示をされたら忠実にそのペースを守る実力が必要になってくるのです。

ちなみに、「東京マラソン2018」ではペースを3段階で設定されていました。

・第1: 2分54~55秒=世界記録(2時間02分57秒)ターゲット

・第2: 2分58秒=日本記録(2時間06分16秒)ターゲット

・第3: 3分00秒=2時間6分台後半~7分台ターゲット

途中までとはいえ、世界新記録のペースで走る力が必要になるので、マラソンの実力的に3~8位以内には入れるランナーが、ペースメーカーとして選ばれることが多いとのことです。

ペースメーカーも優勝していいの?

通常は、20~30kmまででレースから離脱するペースメーカーですが、レースによっては最後まで走ってもいいという規定があるそうです。

2017年にスペインのバルセロナで開催された「バルセロナ・マラソン」では、ペースメーカーが1位と2位を独占したそうです。

しかも、優勝選手は障害を持つパラリンピアンとのことでした。

また、日本では2012年の「かすみがうらマラソン」で、公務員の最強市民ランナーの川内 優輝(ゆうき)選手が、弟の鴻輝(こうき)選手のペースメーカーとして出場したものの、中間点を過ぎ弟が遅れると前のランナーを追い越して、ペースメーカーなのになんと優勝してしまったそうです。さすがですね。

2001年のQちゃんの世界新記録もペースメーカーのおかげ?

2001年にQちゃんこと高橋 尚子選手が、ドイツで開催された「ベルリン・マラソン」で2時間19分46秒で世界新記録を樹立したのも、ペースメーカーのサポートが要因の一つ、と言われています。

この時のペースメーカーは、レースを引っ張る目的で大会側が用意したのではなく、高橋選手個人の記録を伸ばすために陣営が用意して、男性4人で高橋選手を囲んで風の抵抗力で最も効果がある形で走ったそうです。

結果として世界新記録が出たので、やはりペースメーカーの貢献度は大きいのですね。

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気になるペースメーカーの報酬は?

マラソン大会のペースを作る大事な役割であるペースメーカー。

では、彼らの報酬は一体どれくらいになるのでしょうか?

大会によって金額は変わりますが、国内だと50万円以上国際大会だと100万円を超す場合もあるそうです。

また、人気のペースメーカーだと200万円以上ももらえるとのことです。

海外のランナーの中には、選手として賞金を狙わずに、ペースメーカーとして稼いでいる選手もいます。

また、日本では報酬よりも、フルマラソンの練習の一環としてペースメーカー役を引き受ける人もいるようです。

ちなみに、設楽 悠太選手も2016年の「別府大分マラソン」でペースメーカーとして出場しました。

この経験が今回の日本新記録につながったのかもしれませんね。

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まとめ

ペースメーカーの役割は、

・均等なペースでレースを引っ張るためのランナー

選手の空気抵抗の風よけになる

ということがあります。

そして、気になるペースメーカーの報酬は、

・国内だと50万円以上

・国際大会だと100万円を超す場合あり

・人気のペースメーカーだと200万円以上の場合もあり

とのことです。

これからマラソン大会を見るときは、ランナーだけでなく、「PACE」のゼッケンをつけたペースメーカーにもぜひ注目してみてみましょう。

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